« 映画スタートレック(サントラ1) | トップページ | 宇宙大作戦[1]光るめだま »

映画スタートレック(サントラ2)

131208st1cd2映画「スター・トレック」のサウンドトラック盤の記事、ふたつめ。各楽曲について。
/*以下、単に「CD」といった場合は20周年2枚組CDボックスの一枚目をさす。*/

★LPのA面にあった曲

◎ メインタイトル/Main Title (1:23)

LPでは1曲目前半。CDでは2曲目に収録。映画のオープニング・クレジットの曲。
ゴールドスミスの、〈スタートレックのテーマ〉。ブラスがメインの勇壮な曲。弦も打楽器も盛り上げる。
カークまたはエンタープライズの曲として映画の随所に出てくる。この映画の顔ともいうべき曲。

前奏について。
この「メインタイトル」だけの前奏/導入部がついてる。エンジンがかかって出航するかのような。
あとの「トータル・ロジック」後半(艦隊本部)と「エンドタイトル」などでは前奏なし。
のちのもの(TV「新スタートレック」と映画スタートレック5以降)では、TV「宇宙大作戦」のカレッジのファンファーレが前につく。

映画DVD(ディレクターズ・エディション)の音声特典によると。
ゴールドスミスは、当初は別のメロディでメインテーマをつくったものの。ワイズ監督の意向にあわず作曲しなおし、現行のものができた…らしい。
没になった曲は3枚組CDのほうに収録。

むかし、映画がTVの日曜洋画劇場で放映されたときは。
序曲はもちろん、オープニングタイトルもカットされ。軌道複合オフィス外観のシーンにタイトル文字がスーパーインポーズ、このメインテーマ曲をBGMにカークのナレーションが入る…という演出になっていたっけ。

◎ クリンゴン艦隊の危機/Klingon Battle (5:27)

LPではA面1曲目後半。CDでは3曲目。
映画でもLPでもCDでも、直前のメインタイトルから曲間を空けずにつながって…〈クリンゴンのテーマ〉
映画では、カティンガ級の新型クリンゴン艦3隻のマーチ。
ここでは、ヴィジャーの不気味な旋律も顔をだす。とちゅうまったく違うメロディになるのは、宇宙ステーション〈イプシロン・ナイン〉のパート。
クリンゴンのテーマは、のちの映画でもよく使われた。クリンゴンがわの曲として、あるいはクリンゴン人ウォーフ少佐の曲として。
シンシナティポップスのCD「スター・トラックス2」では、クリンゴン艦の光子魚雷などの効果音も飛び交う。

エンタープライズ発進/Leaving Drydock (3:29)

LPではA面2曲目。CDでは7曲目。
〈エンタープライズ〉がドライドックからゆっくり発進するところ。
メインテーマの変奏があったり、別のフレーズが入ったり。おそるおそる手探りで…って感じが出てる。

◎ 異星の雲状物体/The Cloud (4:58)

LPではA面3曲目。CDでは9曲目。
〈エンタープライズ〉は、太陽系に接近中の〈雲〉と邂逅。
巨大で異質なものが接近してくるイメージ。ときおりヴィジャーの「ドコーン」も入る。

U.S.S.エンタープライズ/Enterprise (5:59)

LPではA面さいごの4曲目。CDでは6曲目。
映画で、小型ポッドのカークが改装中の〈エンタープライズ〉にいき、外観を眺めるシーンに使われた。
ゆったりした曲調。とちゅうからメインテーマが入って、ゆ~っくりテンポが速まって、さいごにはマーチ風になって終わる。ボレロみたい。
ここには台詞やアクションがはいらないので、音楽がたっぷり聴かせられる。と、ゴールドスミスがDVD特典でよろこんでいた。
映画「1」~「5」のサントラのベストアルバムCD「アストラル・シンフォニー」にも収録。

★LPのB面にあった曲

◎ アイリーアのテーマ(スタートレック・愛のテーマ)/Ilia's Theme(3:00)

LPではB面1曲目。CDでは1曲目。
映画では、本編開始前の序曲として使用。
映画の後半(「ゲームズ」など)で重要な意味を持ってくる〈アイリーアのテーマ〉。前半では登場しないので、序曲のかたちで先に聴かせておくことが必要だったのかも。
「エンドタイトル」にも顔を出す。
アイリーアはシリーズの中では今回だけのゲストなので、このメロディは今回限り。
こちらも「アストラル・シンフォニー」収録。

◎ ヴィージャー/Vejur Flyover(4:56)

LPではB面2曲目。CDでは10曲目。
ヴィジャーの、巨大で異質で、全体がとらえどころのない茫漠とした感じの曲。「異星の雲状物体」より重い曲。

◎ 新しい融合生命体の誕生/The Meld(3:15)

LPではB面3曲目。CDでは16曲目。
物語のクライマックス、〈超越〉シーンの曲。
CD「アストラル・シンフォニー」にも収録。

◎ スポック遊泳/Spock Walk(4:17)

LPではB面4曲目。CDでは14曲目。
XE(対否定環境)宇宙服で船外に出たスポックが、ブースターパックで単独行に出るシーンの曲。
飛び散るロケット噴射にシンクロするかのような導入部が印象的。
次々と飛び去る、ヴィジャーのメモリーバンクに囚われた「地獄の壁の展示物」たち。機械惑星、アイリーア。決死の精神融合っ! …もどされたスポックは、XEスーツのカークの腕(かいな)に抱かれる。

◎ エンド・タイトル/End Title(3:16)

LPではB面最後の5曲目。CDでも最後の18曲目。
物語が終わって「人類の冒険は、いま始まった」の文字がでて、この曲。
メインテーマが堂々と奏でられ、間にアイリーアのテーマをはさんで、再度メインテーマからフィナーレ。

★CDで初収録された曲

◎ トータル・ロジック/Total Logic (3:44)
CDで4曲目。
バルカン星。スポックとコリナールの儀式の曲。
ヴィジャーの「ドコーン」が入ってる。
会話シーンのBGMらしく、比較的平板な曲調。
さいごはメインテーマがファンファーレのように入り、エアートラムと宇宙艦隊本部のシーン。

◎ フローティング・オフィス/Floating Office (1:03)
CDで5曲目。
宇宙ステーション、軌道複合オフィス。外観から、屋内の転送室でカークが実体化。

◎ スポックズ・アライバル/Spock's Arrival (1:58)
CDの8曲目。
〈エンタープライズ〉に、バルカン船〈スラク〉が接近。使者を乗せているという。
有人部がエンジン部から切り離され、くるりと宙がえりして〈エンタープライズ〉エアロックとドッキング。…あらわれた人物は、なんと! ってシーン。
得体の知れない異質な曲だけど、さいごにはメインテーマのフレーズでおちつく。

◎ ザ・フォースフィールド/The Force Field (5:03)
CDで11曲目。
〈エンタープライズ〉はヴィジャーのトラクタービームに捕らえられ、そのあぎとにひきこまれる。
より緊迫感のある曲。ヴィジャーのドコーンの音が炸裂。

◎ ゲームズ/Games (3:41)
CDで12曲目。
アイリーア・プローブに、デッカーはむかし遊んだゲームをしむけてみる。頭飾りもためす。
アイリーア・プローブのなかで彼女自身の意識とヴィジャーの制御がせめぎあっていて、その葛藤の曲。
彼女の意識が表に出るとアイリーアのテーマも顔をだす。

◎ インナー・ウォーキングス/Inner Workings (3:01)
CD14曲目。
ヴィジャーが作り出した〈橋〉をわたって、カークらはヴィジャー内部を歩いていく…。
不安感のある曲。カークのはったりの結果は?

◎ ヴィジャー・スピークス/Vejur Speaks (3:50)
CD15曲目。
終盤、敵の正体が判明。どう対処するか…?
会話シーンのBGMで、平板な曲。

◎ ア・グッド・スタート/A Good Start (2:26)
CD17曲目。
直前の「ザ・メルド」とつながった曲。
物語のエピローグ。ブリッジでのなごやかな会話のシーン。

---

今回(1979)のゴールドスミスの「スタートレックのテーマ」は、その後もたびたび再使用される。
TV「新スタートレック」(1987)オープニングテーマとして、世界中の視聴者たちに親しまれ。
映画「5」(1989)では、飾りや遊びが入ってさらに華やかな曲調になり。
続く「ファーストコンタクト」(1996)などでも使われていく…。

|

« 映画スタートレック(サントラ1) | トップページ | 宇宙大作戦[1]光るめだま »

スタートレック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/67564/58719280

この記事へのトラックバック一覧です: 映画スタートレック(サントラ2):

« 映画スタートレック(サントラ1) | トップページ | 宇宙大作戦[1]光るめだま »